その１３ ふたたび、必要の部屋

ふたたび、必要の部屋

必要の部屋で、ハリーたちはホークラックスを必死で探した。しかし、探しているハリーたちの元へ、意外な人物が現れた。

それは、同級生、マルフォイ一味の三人だった。

しかしかつてのマルフォイたちとは様子が違う。今までおとなしくマルフォイに従うだけだった一味の一人、クラッブは、もうかつての忠実な手下では無くなっていた。

ハリーを殺してしまえと主張するクラッブ。生きたままでヴォルデモートの元へ持って行くことを貫こうとするマルフォイ。

しかし、クラッブは言うことを聞かず、ハリーに向けて炎を放つ。それはハリーたちが見たことのない、凶悪な魔法だった。

炎におそわれながらも、何とかホークラックスを見つけるハリー。危機一髪のところで部屋を抜け出した。

しかしクラッブは、自ら招いた災難によって命を落とした。

ホークラックスを見ると、すでに炎で破壊されていた。その炎は、特殊な、呪いの炎らしかった。