その１９ 決闘

決闘

大広間では戦いが繰り広げられていた。死喰い人たちは、一人、また一人と倒れてゆき、状況は変わりつつあった。

ハリーはタイミングを見計らって、姿を表した。

ヴォルデモート VS ハリー

最後の決闘の時がやってきた。

Elder Wand をもって自信たっぷりのヴォルデモートに、ハリーの口から数々の真実が語られる。

ダンブルドアーのことスネイプのこと。トム・リドル。ハリーは、ヴォルデモートを真の名前で呼ぶ。

そして最後に、彼の口からとどめの真実が明かされた。

Elder Wand の所有者はヴォルデモートではない。

なぜなら、スネイプはダンブルドアーから杖を奪っていないからだ。
そう、あのときダンブルドアーの杖を奪ったのは、ドラコ・マルフォイだった。そしてハリーは、マルフォイの杖を奪った。だから、今ヴォルデモートの手にある杖の真の所有者は、ハリーなのだ！

二人は同時に魔法を放つ、ハリーは武装解除の魔法を、ヴォルデモートはアバダ・ケダブラを。
ふたりの魔法が対決する。。。

結果は明らかだった。
ヴォルデモートの杖は、真の所有者であるハリーを裏切らなかった。

ヴォルデモートは、自らはなった死の呪いの返り討ちにあい、その命を落とした。